大規模再開発が進む「新潟」駅の近くで暮らす、新潟市中央区笹口エリア住環境レポート
人口80万人以上を擁する、本州日本海側最大都市・新潟市。その玄関口であるJR「新潟」駅では、2025(令和7)年現在、およそ60年ぶりとなる大規模リニューアルが進められています。2024(令和6)年の「CoCoLo新潟」グランドオープンを皮切りに、駅内高架下広場「ガタリウム」の誕生をはじめ、新潟のまちの顔である「新潟」駅は大きくその姿を変えました。さらに、駅周辺再開発も進められており、まちの景色は日々刻々と変化しています。「新潟」駅の南側に広がる「笹口エリア」は、駅のほど近くにありながら、徒歩圏に生活インフラや自然、新潟らしい食文化など、充実した環境がそろっている今注目のエリアです。
今回は、新潟市笹口エリアに実際に足を運んでみて、その暮らしぶりを調査しました。
笹口エリアとは/「新潟」駅南側に広がる住宅&ショッピングゾーン
新潟市中央区笹口エリアは、JR「新潟」駅南口から向かって東側に広がる一帯を指します。 県内最大の駅かつ新幹線停車駅である「新潟」駅に近接する立地ながら、周辺はマンションと戸建てが混在する静かな住宅エリアでもあり、暮らしやすいのもポイント。駅南側にはゆるやかな碁盤目状の道路が広がり、サイクリングでも移動しやすい環境といえます。緑豊かな公園が点在し、休日には親子連れの姿も目立ちます。
「新潟」駅南口から徒歩10〜15分、区画整理で整った街路の先には、大型スーパー「イオン笹口店」(7:00〜23:00営業)と「ウオロク 馬越店」(9:00〜24:00営業)が並び、朝晩を問わず地域の買い物客でにぎわいます。夜遅くまで営業するスーパーの存在は、忙しい共働き世帯や単身者にとって心強い味方になってくれるはずです。
朝7時オープン
夜24時まで営業
上越新幹線「東京」〜「新潟」間が短縮!再開発が進む「にいがた2km」の玄関口
上越新幹線は2023(令和5)年3月にダイヤ改正が行われ、「東京」駅ー「新潟」駅間の所要時間が短縮され、東京都心がより近くに。最高速度を時速240キロから時速275キロに引き上げたことで、「東京」駅ー「新潟」駅間最速1時間29分を実現。所要時間が最大7分程度短縮され、片道90分を切れるようになりました。これにより、ビジネスパーソンにとって通勤可能圏が一気に拡大し、ビジネスチャンスが広がることも期待されています。さらに2025(令和7)年5月には、「新潟」駅万代口徒歩3分のコワーキングスペース「BIZcomfort新潟」がオープン。フリーアドレス席や法人登記可能なブースを備えた、リモートワーカーを呼び込む新たなワークプレイスが誕生し、ビジネス面の利便性が大きく向上したことも「新潟」駅〜笹口エリアの大きな利点のひとつです。
駅ビル「CoCoLo新潟」は2024(令和6)年4月に約170店舗でグランドオープン。新潟の地酒など県産品がそろう商業ゾーンと、旧万代口には吹き抜け空間「ガタリウム」が誕生。滞在空間としての機能が大きく向上しました。JR東日本と新潟市が進める高架化・駅前広場整備は2027(令和9)年度まで段階的に完了予定で、「新潟」駅と万代・古町を結ぶ新潟の新たな都心軸まちづくり計画「にいがた2km」の核としても期待されています。
2027(令和9)年のオープンを目指して整備中の「万代広場」を中心に、「新潟」駅周辺は景観を重視した美しいまちなみづくりが進められています。
ダイヤ改正で
「東京」駅もより近くに
家電量販店などもあり
便利!
「新潟」駅周辺の商業施設も日常利用にぴったり!「万代シテイ」や「沼垂テラス商店街」など徒歩圏に多彩な商業&カルチャー
「新潟」駅北側に位置する「万代シティ」は、大型ファッションビルやシネコン、フードホールが集積する新潟随一のショッピングタウン。イベント開催が可能なスペースも整備されており、食にまつわるイベントや、K‑POPライブなど多様なイベントが続々と予定され、平日夜でも若者を中心ににぎわいをみせるエリアです。
また、「新潟」駅からバスで10分ほどの沼垂(ぬったり)エリアにある「沼垂テラス商店街」には、古い倉庫を改装したカフェやクラフトショップが軒を連ね、毎月第1日曜の“朝市”は県外ファンも訪れるほど。新潟のモダン&レトロ文化の発信地としても注目されています。
少し足を延ばせば、休日を楽しく過ごせる場所が豊富にあることもうれしいポイントです。
新潟市内最大の
ショッピングエリア
カフェなどもあり
ゆっくり散策できます♪
子育て世代にうれしい、教育・医療・公共施設が充実する「新潟」駅笹口エリア
2025(令和7)年に創立154年を迎えた「新潟市立笹口小学校」は、改築13年目の明るい校舎とICT機器を備えた先進的な学習環境が特徴。コミュニティスクールを通じた地域との連携活動も実施しており、地域の子どもたちを支え育てる環境づくりも行なっています。
徒歩圏には小児科併設の「みらいクリニック南笹口」や、手続き窓口がそろった「新潟市中央区役所 東出張所」があり、日々の暮らしを細やかに支えてくれる環境が整っているのも笹口エリアの魅力です。 「新潟」駅構内の保育施設や、24時間営業のドラッグストアもそろい、共働き・子育て世帯が多い新潟市中央区らしい充実の子育てインフラが整うエリアでもあります。
小児科併設の
クリニック
創立150年以上の
歴史ある小学校
「信濃川やすらぎ堤」や「ピアBandai」など、自然とのちょうどよい距離感で休日の選択肢も多数
新潟を流れる信濃川のほとり「やすらぎ堤」は、芝生広場とランニングコースが連なる新潟市民の憩いの場。春〜秋には「ミズベリング新潟」で、キッチンカーやアウトドアイベントが開催され、川風の下でおいしいグルメやBBQ、ヨガなどのアクティビティが楽しめます。
「ピアBandai」は、市内屈指の人気観光スポット。海産物から地元野菜までがそろう「万代島鮮魚センター」や「ピカリ産直市場 お冨さん」は、市民の台所と重宝されています。また、手ぶらBBQが楽しめる「ピーカンBBQ outdoor Dining」は、開放的な空間でアメリカ製グリルによる本格BBQが楽しめるとあって、夏季を中心に多くの人でにぎわいます。新潟を訪れる家族や友人を連れての観光から、休日の食材買い出し、食事までをワンストップで楽しめる、まさに「新潟の食」を一度に楽しむのにうってつけのスポットです。
新潟市民憩いの場
新潟の「おいしい」が
なんでもそろう
笹口エリア周辺で楽しむ新潟グルメ&年間イベント
笹口エリアには新潟の食を楽しめるスポットが数多くあります。
「新潟」駅構内の「ぽんしゅ館 唎酒番所」は県内90蔵以上の銘酒がワンコインで利き酒できる、お酒好きにはたまらないスポット。観光客だけでなく仕事帰りの地元客にも人気です。 居酒屋「海鮮家 葱ぼうず」は、佐渡沖の鮮魚や越後味噌を使った郷土料理が評判です。駅南口から徒歩1分弱とアクセス抜群の立地に加え、深夜も営業しており、終電前の一杯にも便利です。
「新潟」駅南口広場は「音・食・光」をテーマにした都市型イベントが開催されています。2025(令和7)年のゴールデンウイークには野外フェス『モノコトオト音食祭』が開催。新潟在住アーティストなどが出演し、県産クラフトビールやキッチンカー約30台が並び、多くの人でにぎわいました。
冬季期間中に開催される『NIIGATA光のページェント』は、「新潟」駅南エリアで1987(昭和62)年から開催されているライトアップイベント。「新潟」駅南口から「けやき通り」までの約200本のケヤキが16万球の電飾ライトで彩られる、新潟の冬の風物詩です(開催期間中の毎夜17:00〜24:10に点灯)。
すこし足を延ばして「万代シテイ」を訪れれば、さまざまなイベントが楽しめます。春のフリーマーケット「BANDAI GRAND MARCHÉ」は地産食材やハンドメイド雑貨が並ぶ2日間。夏に開催予定の歩行者天国「万代ホコテン」(2025(令和7)年6月21・22日、11:00〜16:00)では、プリンやコーヒーのマルシェが並び、通りが芝生広場とカラフルバルーンで彩られます。秋の「万代シテイバスまつり」は例年9月23日頃に開催され、バス展示や「バスと綱引き」など親子で楽しめる企画が人気。
1年を通して「おいしい新潟」「たのしい新潟」を近場で堪能できる、非常に贅沢なエリアであると言えそうです。
イベント開催が増加中の
「新潟」駅南
新潟食材と地酒が
自慢の居酒屋
いかがだったでしょうか。今回は、新潟市中央区笹口エリアの魅力をご紹介しました。再開発でますます便利になる「新潟」駅を生活圏に、自然・グルメ・イベントが身近にそろうこの街は、暮らしやすさと楽しさを兼ね備えた注目のエリアです。ぜひ一度、足を運んでみてください。
発見ポイント!
- (1)JR「新潟」駅直近のため、新潟県内外へのアクセスが抜群
- (2)新潟のプロスポーツチームが本拠地とする「デンカビッグスワンスタジアム」「ハードオフエコスタジアム」に「新潟」駅南口からバス1本でアクセス可能
- (3)新潟の都心部にありながら、公園も多く、緑豊か。「万代広場」完成により自然調和型都市化が進む
※本記事は2025(令和7)年6月に作成しています。
大規模再開発が進む「新潟」駅の近くで暮らす、新潟市中央区笹口エリア住環境レポート
所在地:新潟県新潟市中央区