日本初の都市公園のひとつ

白山公園

新潟島の中ほど、新潟総鎮守の白山神社に隣接する「白山公園」。1873(明治6)年に国の達しにより“誰でも自由に利用できる場所”として開設された日本で最初の公園の一つで、周囲には順次、公会堂や体育館なども作られていった。1987年(昭和62)年から約5年間かけて大規模な改修が行われ、1998(平成10)年「りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)」がオープン。公園区域も拡張し、敷地面積約1.7haを誇る現在の姿になった。
さらに、「日本の都市公園100選」に選ばれいる「白山公園」では、春には桜、夏には蓮、秋には紅葉、冬には雪景色、四季折々の景色も楽しむことができる。

白山公園
白山公園

公園の中心となるのはオランダ風回遊式庭園。池や築山、花木が配されており、ゆっくりと散策することができる。築山はなだらかな階段やスロープが整備されているので、軽い運動にもなり心地よい。白山神社の近くには、らせん状の滑り台やブランコ、シーソーなど、ひととおりの遊具も設置されているので、子どもと一緒に散歩がてら訪れるのも楽しい。

白山神社の鳥居
白山神社の鳥居

「白山公園」を取り巻くようにして、たくさんの文化施設やスポーツ施設が集まっている。中でも「りゅーとぴあ」は、約1,900席を有するアリーナ型のホールや、オペラ・ミュージカル・歌舞伎などに適したマルチホール、能楽堂など、多彩な機能を有する文化の発信基地となっている。

りゅーとぴあ
りゅーとぴあ

「新潟市体育館」はコンサートやスポーツ試合開催可能な体育施設。スポーツ教室を多数開催しており、大人向けのフィットネスや高齢者向けの健康増進、キッズ向けのフットサルなど、さまざまなプログラムが用意されている。また、「新潟県民会館」はコンサートや演劇などあらゆるジャンルの舞台演出が可能なホール。アーティストのライブコンサートからスクールなどの発表会までさまざまに利用されている。

新潟市体育館
新潟市体育館

「白山公園」には直結する駐車場が整備されており、その上に広がる空中庭園は「りゅーとぴあ」の屋上庭園とともにたくさんの緑の空間を作っている。屋上庭園はふっくらとふくらむ広々とした緑の丘、中央ステージや水盤に浮かぶ舞台を有する庭園、信濃川に注ぐ水のスロープのある庭園、桜の樹々に囲まれる庭園など。子どもたちが元気に走り回ったり、夜のライトアップの中を散策したり、楽しみ方もいろいろだ。

白山公園
所在地:新潟県新潟市中央区一番堀通町地先 
https://www.city.niigata.lg.jp/chuo/shis..

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